読者電話の仕事しかしてこなかった…。こんな経歴で、外の会社は拾ってくれるのかな。
その不安、正直めちゃくちゃ分かります。私もオペレーターで入社した人間なので。
オペレーターから数えて約16年、見てきた部下は延べ1,000人以上。外へ出ていった人の行き先から、答えを出します。
結論から言うと、コールセンターからの転職で見られ方は「立場」と「担当した窓口」で決まります。
- オペレーターでも、電話以外に任された仕事を拾えば書ける経験になる
- 行き先は担当した窓口で決まる。かける電話なら営業、パソコンの窓口ならIT
- 事務一本で探すと落ち続けやすい。電話のある事務から当たる
- 20代なら、SVになるまで待たずに外へ出ていい
- つらさの原因が人間関係やシフトなら、辞める前に社内で動く



SVにならず、オペレーターやリーダーのまま外へ出た部下もたくさん見てきました。
自分がどの行に当たるか、先に見てみましょう。
| あなたの状況 | まず見る行き先|次に読む場所 |
|---|---|
| 事務に移りたい | 電話のある事務(営業事務・受付)|事務職の章 |
| 電話をかける仕事が長い | 営業|転職先4つの章 |
| パソコン窓口 | ITヘルプデスク(社内のパソコン相談窓口)|転職先4つの章 |
| リーダー・SV | 人を育てた・管理した経験が使える仕事|立場の章 |
| 人間関係・シフト | 転職より先に社内異動|5つの選択肢の章 |
オペレーターで入社し、リーダー・SVと上がって、採用面接にも同席してきた側です。「コミュ力が活きる」で片づけず、元部下が実際に行った先と評価された点を出します。
かなめ/コールセンターSVの教科書 運営。元コールセンターSV・営業マネージャー。
コールセンターでSVと営業マネージャーを合わせて14年。営業マネージャーとして常時およそ50席・配下のSV約10名を見てきました。これまでの部下は延べ1,000人以上です。その管理者の側から、「そのきつさは本人のせいか、センターの仕組みのせいか」を切り分けて書いています。
当サイトの記事は、日本コンタクトセンター協会:コンタクトセンター企業 実態調査、厚生労働省:管理監督者の範囲の適正化、厚生労働省:カスタマーハラスメント対策の指針、厚生労働省:職業紹介事業に係る法令・指針、e-Gov法令検索:職業安定法 等の公的データ・業界団体の調査と、運営者自身のコールセンター管理者としての実務経験、編集方針に基づくものです。
コールセンター経験者の転職は立場で評価が変わる


コールセンター経験者の転職で外の会社が見るのは、在籍年数よりどの立場で何を任されたかです。立場ごとの見られ方は、こう変わります。
| 立場 | 外からの見られ方 | 書くべきこと |
|---|---|---|
| オペレーター | 電話を取っていた人 | 電話以外の仕事 |
| リーダー | 新人を育てた人 | 独り立ちさせた人数 |
| SV | 人と数字を管理した人 | 管理人数と数字の変化 |



オペレーターしかやってない自分は、いちばん下ってこと…?
下ではありません。拾える材料が、本人に見えていないだけなんですよね。
オペレーターは電話以外に任された仕事を拾う
私もオペレーター時代、1年を過ぎたころから新人の隣に座って質問を受けていました。もちろん、自分の電話も取りながらです。



いま思えば、あれが最初の「人に教えた経験」でした。
元部下を見ていても、オペレーターが外で評価されたのは次の6つです。
- お客様と会話を続けられる
- 電話そのものに慣れている
- 入力が速い(通話中の入力と、通話後の後処理=ACW)
- 複数のシステムを同時に扱える
- クレームでも崩れない
- 扱っていた商品の知識がある
どれも毎日の受電で勝手に身についたもの。なのに本人だけが「普通のこと」だと思っている。
ほんと、もったいないです。
知恵袋でも、外の人からはこう見えています。
コールセンターの勤続年数が3年以上であればストレス耐性が高い人なのかな?という印象です。
引用:Yahoo!知恵袋
- 人:20代前半・女性・オペレーター2年(受電中心)
- きっかけ:電話対応に疲れ、「電話がメインじゃない仕事に」
- 行き先:一般事務
- 評価された点:顧客情報と対応履歴の入力/Excel/メール対応/個人情報の取り扱いを毎日していたこと
- その後:電話はゼロではないが、1日中電話を取り続ける環境からは離れた
リーダー経験は新人を何人見たかで書く
私のリーダー時代は約1年です。5人ほどのチームを見ながら、自分も電話に出ていました。
リーダーは「電話も取る世話係」に見られがち。でも実は、かなりの事務処理をしています。
- 新人の質問に答え、難しい電話を引き取る
- 朝礼で、その日の数字を共有する
- 日報・実績の集計、Excel入力、他部署への確認
- 通話を聞いて、新人にフィードバックする
外へ出たリーダーは、得意だった仕事で行き先が分かれました。
| 行き先 | 得意だったこと | 元部下 |
|---|---|---|
| 人事採用 | 新人のOJT(隣で教える育成) | 20代後半・女性・リーダー |
| 研修担当 | 研修の補助・資料づくり | 20代後半・女性・リーダー |
| 品質管理 | 新人の通話を聞いて直す | 20代後半・女性・リーダー |
| 派遣フォロー | 遅刻・欠勤・人間関係の相談 | 30代前半・男性・リーダー |
- 採用アシスタント:評価は「新人を何人も独り立ちさせた経験」
- 同じ人の本音:「お客様対応より新人を育てる仕事のほうが楽しい」
- 研修担当:新人から「説明が分かりやすい」と言われていた
どの行も、肩書きではなく中身で評価されています。「リーダーでした」より、何人を独り立ちさせたかで書いてください。



昇格させる側も、成績の順位より勤怠や質問への答え方を見てました。
SVまで上がった人は管理の経験で勝負できる
SVまで経験した人は、管理した人数とKPI(応答率などの目標数字)の変化で勝負できます。
SVの行き先と書類の書き方は、別記事にまとめました。SVの経験は、管理職のまま移れる先もあります。





まず表で自分の立場の行を見て、電話以外に任された仕事を1つ書き出してみてください。
コールセンターからの転職で事務職は電話のある所を狙う


コールセンターからの転職で事務職を狙うなら、電話のある事務から当たってください。事務は、探し方1つで通り方が大きく変わる仕事です。
求人サイトで事務に括られても事務経験とは書かない
国の職業分類では、コールセンターの仕事は「事務的職業」の仲間に入ります。
- 大分類06:事務的職業
- 中分類036:電話・インターネットによる応接事務の職業
- 036-01:コールセンターオペレーター/036-02:テレフォンアポインター
※出典:厚生労働省編職業分類表
だから求人サイトでも「事務」に括られがちです。でも、応募先の採用担当は「事務経験あり」とは読みません。



え、じゃあ「事務経験あり」って書いたらダメなの?
ダメです。面接で中身を聞かれた瞬間に崩れます。
ただ、完全な未経験扱いにもなりません。代わりに書くのは、電話の裏でやっていたPC作業です。
- 顧客情報の検索と本人確認
- 対応履歴と申込内容の入力
- メール送信と、他部署への依頼
受電と後処理を何年もやった人は、PC操作にも慣れ、入力もかなり速くなっています。「受電しながらの入力・処理」と中身で書くのが正解です。
倍率0.29倍の一般事務より営業事務から当たる
事務の中でも、狭さには差があります。有効求人倍率(仕事を探す1人あたりの求人数)で比べるとこうです。
| 職業 | 有効求人倍率 |
|---|---|
| 一般事務 | 0.29倍 |
| 事務全体 | 0.37倍 |
| 営業・販売事務 | 0.88倍 |
| 職業全体 | 1.17倍 |
※ハローワーク取扱分・常用(パート除く)。出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」参考統計表
一般事務は、仕事を探す10人に対して求人が3件未満。営業・販売事務なら約3倍の広さです。



でも営業事務って、電話けっこう鳴るんでしょ…?
鳴ります。だからこそ、電話に慣れた人が歓迎されるんです。
架電受電対応を必要とされる事務職であればある程度は役立つと思います。
引用:Yahoo!知恵袋
ただし、役立つのは話し方がきちんと身についている場合です。
検索窓に打つ言葉を変えるだけで、見える求人が変わります。
- 営業事務
- 受付
- 医療事務(予約受付・電話対応が多い)
- 事務センター
本人確認がとても厳しい金融系の窓口にいた20代後半のオペレーター(3年)は、銀行系の事務センターへ移りました。評価されたのは「ミスが許されない環境で働いていた」ことです。
事務へ移るなら給与より定時を取るかで決める
事務を選んだ元部下は、お金より働き方を取りに行っていました。
- 30代前半・女性・オペレーター6年:SVの話を「責任だけ増えて給与差が少ない」と断り、自治体関連の事務へ。制度の説明や本人確認に慣れていた
- 20代後半・女性・オペレーター4年:結婚を機に勤務時間を見直し、医療事務へ。予約受付と高齢者への説明が役立った
- 20代前半・女性・オペレーター1年半:成績は悪くなかったが、毎日何十件も電話を取る働き方が合わず一般事務へ。そこでのほうが長く続いた
3人目の話、けっこう大事です。センターで成績がいい人が、電話の仕事に向いているとは限らない。
ヘッドセットを外し、着信のランプを見ずに過ごす一日。定時で上がって、夕飯を家で食べる毎日を取りに行くのが事務という選択です。
給与より、この毎日を取るかどうか。そこで決めれば迷いません。



今夜、求人サイトで「一般事務」と「営業事務」の件数を見比べてみてください。差がはっきり出ます。
コールセンター業務の経験で選ぶおすすめの転職先4つ


コールセンター業務の経験を活かす転職先は、どの窓口で何をしていたかで選ぶと一気に絞れます。「コールセンター経験」とひとまとめにすると、行き先は見えません。
表の「発信」はテレアポ・獲得、「クレーム」は重いクレームを代わって受ける二次対応のことです。
| 窓口 | 向く転職先 | 評価される経験 |
|---|---|---|
| 発信 | 営業・インサイドセールス | 断られても次をかける |
| PC窓口 | ITヘルプデスク | 原因を1つずつ切り分ける |
| 業界窓口 | 同じ業界の事業会社 | 業界の商品知識 |
| クレーム | お客様相談室 | 怒った相手を落ち着かせる |



受ける側だった人は、表の2行目から下を見てください。
発信で断られることに慣れた人は営業が向く
私のセンター経験は、9割が発信の新規営業です。断られるのが日常の世界でした。
獲得系のセンターにいた人は、本人に自覚がなくても「電話で商品を説明して契約を取っていた人」に見えます。
- 20代前半・男性・オペレーター1年半(発信) → 求人広告の営業。「新規架電を毎日やっていた」がそのまま評価された。嫌がられがちなテレアポも、本人には慣れた作業
- 20代後半・男性・オペレーター3年 → インサイドセールス。電話とオンライン中心の毎日。訪問営業には抵抗があったが、電話で相手の温度感を読む力がはまった
受電でも、ついでの案内で数字を出していた人は営業に届きます。20代前半のオペレーター(1年半)は法人営業へ移り、面接で「実質的には電話営業に近い仕事」と評価されました。



本人は「人を管理するより自分で数字を作る仕事のほうが向いている」と話していました。
逆に「自分で数字を取るより、人を動かすほうが好き」な人は要注意。営業へ行ったものの、半年でコールセンターのSVに戻った人もいました。
営業は求人の多い職種で、有効求人倍率は2.20倍あります。ハローワーク取扱分・常用(パート除く)の数字です(厚生労働省「一般職業紹介状況」)。
電話営業が強かった20代前半のオペレーターは、営業会社で個人の成績を出しました。数年後には、営業チームのリーダーです。
SVを経由しなくても、上には行けます。
PC窓口の経験ならITヘルプデスクへ行ける
パソコンやネットの問い合わせ窓口は、少し特殊です。そこでの経験は、そのまま「ITサポートの経験」として通ります。
- 人:20代後半・男性・オペレーター4年・役職なし
- 得意:PC設定、Wi-Fi接続、メール設定
- 行き先:企業向けのITヘルプデスク
- 評価された点:電話で状況を聞き出す/詳しくない相手に説明する/原因を1つずつ切り分ける/解けないときに上位部署へ回す判断(エスカレーション)
SVを目指すより、IT知識を深めてヘルプデスクや社内SE寄りへ進む人もいました。センターの階段とは別の上り方です。



パソコン系の窓口じゃなかったら、ITは無理…?
無理ではありません。働きながらWeb制作を勉強し、1年ほどでWeb系企業へ移ったオペレーターもいます。
技術職でもお客様とのやり取りはあるので、会話できる点はプラスに見られていました。
専門知識が要る業界の窓口なら業界ごと移れる
同じ受電でも、何の窓口だったかで行き先は増えます。評価が「コールセンター5年」ではなく「その業界で5年」に変わるからです。
| 移った先 | いた窓口 | 効いた経験 |
|---|---|---|
| 業界の事務 | 専門知識が要る業界 | 豊富な商品知識 |
| ホテル予約 | 旅行の予約変更 | 電話で予約条件を確かめる |
| 人材紹介 | 転職サービスの窓口 | 求職者の不安を知る |
| 対面販売 | 商品を案内する窓口 | 商品知識が店頭で通じた |
外部委託(BPO)の通販窓口から、EC企業の自社サポートへ移った20代後半のオペレーター(3年)もいます。理由は「自分が扱っているサービスそのものに関わりたい」でした。
転職後は「この問い合わせが多いから、Webページを直したほうがいい」と提案までできるようになりました。



委託元のルールどおりに答える仕事から、直す側への転身です。
重いクレームを収めてきた人はお客様相談室に向く
二次対応が苦にならない人は、企業のお客様相談室が向いています。
- 人:30代前半・女性・オペレーター4年・SV経験なし
- 窓口:外部委託センターの商品問い合わせ
- 強み:難しい問い合わせも、自分で調べて答えていた
- 行き先:メーカーのお客様相談室。自社の商品を直接扱えるようになった
SVにも、代わると電話が落ち着く人がいて、その人も相談室で重大クレームの担当になりました。
相談室で効くのは、代わる前の確かめ方です。私は代わる前に、毎回この5つを聞いていました。
- 何が起きたか
- 何を案内したか
- お客様の要求
- こちらに明確なミスがあるか
- すでに何を約束したか
転職先4つのうち、自分の窓口に近い職種名を2つメモしておきましょう。探す範囲がぐっと狭まります。
辞める前に比べるコールセンター転職の5つの選択肢


コールセンターからの転職は、辞める前に5つの道を比べてから決めてください。辞めなくていい人は、1つ目の「続ける・社内で動く」で引き返せます。
5つの比較は下の表のとおりです。
| 選択肢 | 向く人 | 弱点 |
|---|---|---|
| 続ける・異動 | 原因が一時的な人 | 人手不足・給与は変わらない |
| 転職サイト | 書類を自分で作れる人 | 経験の言い換えは自力 |
| ハローワーク | 地元で探したい人 | 事務の狭さは同じ |
| 派遣会社 | 事務経験を先に作る人 | 雇用は派遣のまま |
| エージェント | 職種ごと変えたい人 | 紹介されないこともある |
- 続ける・ハローワーク=無料
- 転職エージェント=原則無料(厚生労働省 職業紹介の資料)
- 転職サイト・派遣=サイト・会社ごとに確認
人間関係やシフトが原因なら配置換えを先に頼む
部下が辞める理由でいちばん多かったのは、人間関係です。次が給与と仕事内容のズレ、その次がクレームや数字の重さでした。
ただ、つらさの原因がどこにあるかで、打つ手は変わります。
- 会社
- 業務
- 上司
- 役職
- 勤務時間(シフト)
上司・業務・シフトが原因なら、配置換えで片づくことがあります。人を育てるのが好きな人は、社内の研修や品質管理へ移ることも多かったです。



退職を決める前に相談してくれる部下は、ぶっちゃけ管理側もすごく助かりました。
繁忙期が過ぎれば軽くなるつらさなら、続けるのが正解です。SVで迷っている人は、職場が悪いのか自分に合わないのかを、こちらの物差しで見分けられます。
参考記事:コールセンターSVはやめとけ?半分正解|避けるべき職場の5条件
次にしたい仕事が無いならリーダーに上がってから出る
1つ目の「社内で動く」の中の選び方です。
「辞めたい。でも次に何をしたいかは分からない」。それなら、リーダーまで上がってから出るのも手です。



リーダーを経験すると、外で書ける材料は一気に増えますよ。
一方で、SVまで待つ必要はありません。SV候補に名前が挙がっていた部下に、こう言われたことがあります。
「SVになる前に転職したいです。SVの仕事をずっと見てきて、自分がやりたい仕事ではないと思いました」
新人教育もでき、数字も良かった人です。近くでSVを見てきた人ほど、大変な部分を知っているんですよね。



「SVになっても給料そんなに変わらないし」。昇格を断る理由で、よく聞いたやつです。
逆に、SVをやりたいのに枠が空かない人もいます。これ、けっこう多いです。
- 人:30代前半・男性・リーダー4年
- 状況:SVを任せられる力はあるのに、ポストが空かない。「ここで待っていても、いつSVになれるか分からない」
- 行き先:同業他社に、リーダー・SV候補で入社
- その後:比較的早くSVに上がった。新人教育・日次の実績管理・朝礼の経験が効いた
他社で半年ほどでSVに上がった人もいました。社内で待つか外で上がるかは、枠が空く見込みで決めてください。
実務を作るなら派遣・職種を変えるならエージェント
外へ出ると決めたら、次はどこを通して探すかです。章の頭の表のうち、派遣会社と転職エージェントはこう使い分けます。
- 派遣:事務の実務を作るほかに、もう1つ道がある。派遣会社所属のSVで、派遣先に誘われて直接雇用になり、正社員に登用された人もいた
- 転職エージェント(求人を紹介してくれる相談先):職種ごと変えたい人に合う。20代なら、20代向けや未経験向け(例:マイナビジョブ20’s、ハタラクティブ)も無料
求職者側は原則無料。法律でそう決まっています。
有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。



でも、エージェントってまたコールセンターを勧めてくるんじゃ…。
その心配は、相談の仕方で防げます。手順は次の章でまとめました。
章の頭の表で、自分の行を1つ選んでみてください。続ける側なら、それも立派な答えです。
「また電話の仕事」を避けるコールセンター経験の転職手順


「また電話の仕事」は、4つの手順で防げます。辞めたのに次も電話だった、はコールセンター経験の転職でよく聞く失敗です。
避けたい条件から先に決めます(例は次の見出しで)。
オペレーター・リーダー・SVのどれか。受電・発信・PC窓口・業界・クレームのどれか。
窓口と行き先の表から、自分に近い行を選びます。
1つのルートに頼らず、比べてから決めます。
相談の最初に外してほしい仕事を3つ言う
転職の相談に来た部下に、私が最初に聞いたのは「次に何をしたくないか」です。やりたいことは分からなくても、避けたいことは言えるからです。
先に言わないと、こうなります。
「延々とテレアポを勧められるリスク」(Yahoo!知恵袋)
経歴が「コールセンター」だけだと、紹介する側も近い仕事から出しがち。黙っていると、同じ仕事が回ってきやすいんです。
- 1日中、電話を取り続ける仕事
- テレアポ・新規の架電
- 土日も入るシフト制
この3つを最初に渡せば、紹介される求人の方向を、最初の面談で決められます。
「電話対応」ではなく何をどこまで解決したかで話す
「電話対応をしていました」では、外の人に何も伝わりません。「コミュニケーション力が活きます」も、何も言っていないのと同じです。
掘り下げられるのは、電話の中身です。
- 人:20代後半・女性・オペレーター3年・役職なし
- 窓口:法人向けサービスの問い合わせ
- 行き先:IT企業のカスタマーサクセス(契約後のお客様が使いこなせるよう支える仕事)
- 聞かれたこと:回答件数より「使い方が分からないお客様に、どう説明したか」「解約しそうなお客様を、どうフォローしたか」
書類も同じ。SV昇格を断って営業事務へ移った20代半ばのリーダーは、日報・集計・連絡の仕事を職務経歴書に細かく書いていました。
自己PRや職務経歴書に使える、言い換えの型を1つ出します。括弧には、自分の数字を入れてください。
| 伝わらない | 伝わる |
|---|---|
| 電話対応をしていました | 1日( )件の( )の問い合わせを受け、( )まで自分で解決していました |
| 新人の面倒を見ていました | 新人( )人の質問対応を担当し、( )人を独り立ちさせました |
数字が思い出せなければ、シフト表や日報を見返すと出てきます。
紹介された求人に応募するかは自分で決めていい
「勧められたら断れない」と感じる人、多いですよね。でも、応募するかどうかを決めるのはあなたです。
ご紹介した求人への応募は自由です。
引用:ハタラクティブ公式
自分で応募した会社に入社しても構いません。エージェントは、自分の応募と並べて使う道具の1つです。



断っていいと分かっていれば、相談はぐっと気楽になりますよ。
同業やカスタマーサポートの求人ばかり届いたら、「最初に言った3つに当たります」と返せば十分です。
コールセンターからの転職でよくある質問
紹介されないことは、大手のエージェントでも普通に起こります。
希望しても求人を紹介してもらえなかったり、応募できなかったりするケースはあります。
コールセンターから転職するなら行き先を2つに絞って動こう
コールセンターの経験は、立場と窓口しだいで外へ持ち出せるもの。最後に、自分がどの道か決めましょう。
- つらさが一時的、または人間関係やシフトが原因 → 続ける・社内で動く
- 次にしたい仕事がまだ無い → リーダーまで上がってから出る
- 職種ごと変えたい・電話から離れたい → 外に出る。窓口から行き先を2つに絞る
- 冒頭の表で、自分の行を見る
- 冒頭の診断で、次の探し方を確かめる
- 行き先を2つ書き、避けたい条件を持って応募か相談に進む
転職した部下から『土日休みになって人生変わりました』と言われたこともあります。逆に『戻れませんか』という相談もありました。



どっちに転ぶかは行き先の選び方しだい。だから先に2つに絞ってほしいんです。







