30代でコールセンターから転職|20人の行き先を年齢順に

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30代でコールセンターから転職|20人の行き先を年齢順に
読者

もう30代。コールセンターの経歴しかなくて、出るなら今かなと焦ってます。

この記事では、30代でコールセンターから転職するときに何を見られ、どこへ行けるかに答えます。

結論から言うと、30代の値段を決めるのは年齢より何を任されてきたかです。

この記事の結論
  • 給料を決めるとき、年齢を一番に見る会社は1割もない
  • 30代前半は、職種ごと変える道がまだ残っている
  • 30代後半の6人に、営業や一般事務へ移った人はいなかった
  • どちらも在職中に内定を取り、今の給料と比べてから辞める
  • きついのが今だけなら、辞めずに続けるのも正解

ネットでは「30代はマネジメント経験が大事」の一言で終わりがちです。いや、それが足りないから困ってるんだよ…って話ですよね。

かなめ

私が見てきたSVでも、35歳以上の6人に、営業や一般事務へ移った人は1人もいませんでした。

まずは、自分がどの行に当たるかを決めてください。

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あなたの今確かめることと狙う方向
30代前半・SV何人を見て、何を変えたか
→職種ごと変える道も残る
30代後半・SV任された範囲の広さ
→管理か専門をもう一段伸ばす
SVでない30代業界の知識と、人を支えた経験
→その業界の事務・相談室・人のフォロー役
契約・派遣の30代正社員になれるか
→今の職場の直接雇用か、他社の正社員
きついのは今だけ会社まで嫌いかどうか
→嫌いでなければ続ける・社内で動く
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次の仕事はどう探す?
次の仕事でしたくないことから整理して、面接で最初に伝える文まで作ります。1分で診断する

オペレーターから上がってSVと営業マネージャーを務め、30代で外へ出ていく人を何人も見てきました。この記事では、その行き先を年齢順に並べて出します。

プロフィール(著者情報)

かなめ/コールセンターSVの教科書 運営。元コールセンターSV・営業マネージャー。

コールセンターでSVと営業マネージャーを合わせて14年。営業マネージャーとして常時およそ50席・配下のSV約10名を見てきました。これまでの部下は延べ1,000人以上です。その管理者の側から、「そのきつさは本人のせいか、センターの仕組みのせいか」を切り分けて書いています。

当サイトの記事は、日本コンタクトセンター協会:コンタクトセンター企業 実態調査、厚生労働省:管理監督者の範囲の適正化、厚生労働省:カスタマーハラスメント対策の指針、厚生労働省:職業紹介事業に係る法令・指針、e-Gov法令検索:職業安定法 等の公的データ・業界団体の調査と、運営者自身のコールセンター管理者としての実務経験、編集方針に基づくものです。

目次

コールセンターから転職する30代は年齢より中身で決まる

30代の転職は年齢より任された中身で決まることを示す図
読者

30代って、年齢だけで書類を落とされたりしませんか?

コールセンターから転職する30代の値段は、年齢より任されてきた中身で決まります。それでも35歳を境に転職する人の割合は下がるので、のんびりもしていられません。

30代の給料を決めるのは年齢より任された中身

会社が転職者の給料を決めるとき、一番重く見たのは「これまでの経験・能力・知識」です。年齢を一番に見た会社は、1割もありません。

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会社の割合給料を決めるとき一番重く見たこと
38.4%これまでの経験・能力・知識
19.1%賃金の世間相場
9.2%前職の賃金
8.1%免許・資格
7.6%年齢
1.2%学歴
12.8%その他

出典は厚生労働省「転職者実態調査の概況」です。年齢を「考えに入れた」会社なら35.3%ありますが、一番重く見たのは7.6%だけでした。

30代で外に出たSVを見ていて、差がついたのは「何人を見て、何を変えたか」を言えるかどうかでした。

年齢を気にする前に、「何人を見ていたか」にすぐ答えられるかを確かめてください。

かなめ

笑い話じゃなく、人数を聞かれて答えに詰まるSV、実際にいました。

30代の転職は厳しい?35歳から減るが扉は閉じない

厳しいかどうかで言えば、35歳を境に数字ははっきり変わります。

読者

「35歳がボーダー」ってよく見ます。あと2年なのに、もう遅いですか?

分かるんですよ。35歳が近いと、何か足りない気がしてくるのは。

1年間に転職して入った人の割合を、30代の前半と後半で比べるとこうです。

30代前半と後半で比べると
  • 男性:30〜34歳は11.4%、35〜39歳は7.8%
  • 女性:30〜34歳は13.1%、35〜39歳は9.3%

出典は厚生労働省「雇用動向調査結果の概況」です。男女とも、前半から後半で3割ほど下がっています。

ただ、下がるのは割合です。35歳から転職できなくなる、という数字ではありません。

だから前半と後半で動き方を変える
  • 30代前半:時間を味方にできる。職種を変えるかどうかを、まだ選べる
  • 30代後半:何を伸ばすかを決めてから動く。決めずに広く当たると消耗する

電話から離れたいだけで選ばず経験を先に整理する

30代は、動くには遅くない年齢です。でも「電話から離れたい」だけで行き先を決めると、次の職場でもまた迷います。

動く前に、次の3つを紙に書いてください。

紙に書く3つ
  1. 次の職場でしたくないこと(電話・夜のシフト・人の管理など)
  2. 自分が任されてきた範囲(何人・何年・何を変えたか)
  3. 今の給料と残業・通勤(あとで求人と比べる物差しになる)

もう1つ、感情がピークの日に決めないこと。辞める理由と残る理由を、一度紙に並べてからで遅くありません。

かなめ

エージェントの面談で掘り下げられるのも、電話の腕より「何人を見ていたか」です。

30代前半と後半で変わるコールセンターからの転職先

30代前半は職種を変え後半は経験を伸ばす分かれ道の図
読者

SVしかやってない30代の自分は、実際どこへ行けるんだろう。

コールセンターで働いていた30代20人の、次の行き先です(SV15人・オペレーター3人・リーダー2人)。「30代前半」としか分からない5人は、30〜34歳の最後に置きました。

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年齢・性別立場 → 行き先決め手
30歳・男性SV約4年(獲得系のセンター)
→ 法人営業
断られ慣れていた。収入はインセンティブ込みで上がった
30歳SV約5年(専門知識が要る業界)
→ その業界の会社の事務企画
その業界の業務を5年以上やっていた
31歳・男性SV約4年
→ 事務系のBPO(運営の受託会社)の管理者。電話はほぼない
進捗・勤怠・新人教育の管理がそのまま使えた
31歳・女性SV約5年
→ 一般事務(管理職を降りた)
子育てとの両立を取った
32歳・女性SV約5年
→ 同業他社のマネージャー候補
30人以上の管理と新人SVの育成
33歳・女性SV約6年
→ コールセンターの品質管理(QA)担当
応対品質を見る目と評価基準づくり
33歳SV約4年
→ 企業のお客様相談室
クレームの二次対応(エスカレーション)の腕
34歳・女性SV約7年
→ 派遣会社のスタッフフォロー
遅刻・欠勤・家庭の事情まで聞いた1on1(個別面談)
34歳・男性SV約7年
→ 営業へ移り、半年で別会社のSVへ戻った
自分で売るより、チームで数字を作る側だった
30代前半・女性オペレーター5年(専門知識が要る業界)
→ その業界の会社の事務
その業界で5年お客様対応をしていた
30代前半・女性オペレーター6年
→ 自治体関連の事務
制度の説明と本人確認に慣れていた
30代前半・女性オペレーター4年
→ メーカーのお客様相談室
商品知識と、自分で調べて答える力
30代前半・男性リーダー3年
→ 派遣会社のスタッフフォロー
遅刻・欠勤・人間関係の相談に乗ってきた
30代前半・男性リーダー4年
→ 同業他社のSV候補(早めにSVへ)
ポストが空かず、外で取りにいった
35歳・男性SV約8年
→ 別のBPOで複数案件のマネージャー
新規案件の立ち上げ
35歳・男性SV6年
→ 一段上の管理職の求人を紹介された
管理の範囲を書類に書き足した
36歳・男性SV約9年
→ 業務改善の担当
集計の自動化と管理表の作り直し
37歳・女性SV約8年
→ 企業の社内コンタクトセンターの企画
問い合わせ理由の分析とFAQの見直し
38歳・女性SV10年前後
→ 大手企業の社内研修部門
研修の設計とフィードバック
39歳・男性SV約11年(派遣会社所属)
→ 勤務先に直接雇用され、のちに正社員
勤務先から何度か声がかかった
年齢順に並べて見えたこと
  • 30〜34歳の14人には、営業・事務・相談室と職種ごと変えた人が混じる
  • 35〜39歳の6人に、営業や一般事務へ移った人は1人もいない

統計ではなく、私が見てきた範囲の話です。それでも、前半と後半で動き方が分かれたのははっきりしています。

30代前半なら職種ごと変える転職がまだ間に合う

30代前半は、未経験の職種へ移るかどうかをまだ選べる年齢です。私が見てきた30代前半のSV9人は、行き先で2つに分かれました。

30代前半のSV9人の分かれ方
  • 職種を変えた4人(法人営業・業界の事務企画・一般事務・お客様相談室):収入が上がった人も、給料を少し下げて定時を取った人もいる
  • 管理の経験で動いた5人(事務系BPOの管理者・派遣のスタッフフォロー・QA・同業のマネージャー候補・営業から戻った1人):電話がほぼ鳴らない/部下の管理が減って人間関係のストレスも減った/半年後に複数のSVを見る立場へ

34歳で営業へ移った人は、半年でSVに戻りました。営業へ行くなら、自分で売る側か、売らせる側かを先に確かめてください。

読者

チームの数字が上がったときのほうが、うれしかったかも…。

そう感じた人は、営業管理やチームを持つ営業のように、人を動かす側の仕事から探すと外しにくいです。

30代後半におすすめは管理か専門を一段伸ばす先

私が見てきた35歳以上の6人は、全員が職種をゼロから変えていません。

38歳・SV10年前後で研修部門へ移った例
  • 人:38歳女性・SV10年前後。新人研修の資料作り、ロープレ(応対の練習)、モニタリングのフィードバックが得意
  • きっかけ:「欠勤対応やシフト調整より、人を育てる仕事がしたい」
  • 行き先:大手企業の社内研修部門(電話応対研修・接遇研修・新人研修)
  • 評価された点:研修の設計・ロープレ・フィードバック・マニュアル作り
  • 学び:SVの仕事から「教える」部分だけを切り出して伸ばすと、30代後半でも行き先が開く

37歳・SV約8年の人は、FAQや自動音声案内(IVR)の見直し、問い合わせ理由の分析へ少しずつ寄っていきました。行き先は、企業の社内コンタクトセンターの企画です。

人を管理する側から、問い合わせそのものを減らす側へ。こういう伸ばし方もあります。

ほかの4人のうち2人は、複数案件のマネージャーと業務改善の担当へ。1人は一段上の管理職の求人を紹介され、1人は派遣から勤務先の正社員になりました。

30代のSVで、管理職のまま行ける先を3種類で確かめたい人はこちらへ。

参考記事:コールセンターSVから転職|管理職のまま行ける先は3種類

SVでない30代は業界知識を持てば事務の道もある

オペレーターやリーダーのまま30代になった人は、売り方を変えます。「コールセンター経験◯年」ではなく、何の知識と経験があるかで勝負です。

SVでない30代前半が外へ出た3つの形
  • 業界知識で:専門知識が要る業界の窓口で5年。その業界の会社の事務へ移り、契約内容の確認や変更処理を担当
  • 窓口の経験で:受電6年。制度の説明や本人確認に慣れていて、自治体関連の事務へ。SVの話は「責任だけ増えて給与差が少ない」と断った
  • 人を支えた経験で:リーダー3年。遅刻・欠勤・人間関係の相談に乗ってきて、派遣会社のスタッフフォローへ
読者

事務に行きたいのに、応募しても落ちてばかりです。

正直、事務一本で探すとかなり狭き門です。同じ業界の事務や、窓口のある事務から当たるほうが近道になります。

担当した窓口から行き先と事務の狙い方を決めたい人は、こちらへ。

参考記事:コールセンターから転職|部下延べ1,000人を見た管理者の答え

30代でコールセンターからの転職を急がない方がいい人

転職を急がない方がいい30代の3つのチェックの図
読者

でも、勢いで辞めて後悔したらと思うと怖いんです。

「出よう」と思った人ほど、先に3つを確かめてください。当てはまるなら、外に出るのは急がなくていいです。

30代後半で自分から辞めた人の理由は、会社の将来への不安(32.2%)と賃金の低さ(30.6%)が上位です。30代前半でも、一番多いのは賃金の低さ(26.2%)でした(厚生労働省「転職者実態調査の概況」)。

どちらも、SVがいくら踏ん張っても1ミリも動かない理由です。逆に、次の3つに当てはまるなら話は別になります。

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原因当てはまる状況確かめ方判断
一時的きついのは繁忙期・新人の入れ替わり・特定の上司のせい落ち着く時期や異動の時期が見えているか続ける
社内で解決できる社内でSVに上がれる見込みがある上司に「いつ・どの条件で」上がれるかを聞く管理経験を取ってから出る
社内で解決できる契約・派遣で、直接雇用の声がかかっている雇用形態が変わるか、条件を書面で聞く正社員の道を先に聞く

きつさが今だけなら転職より続けるほうが得

原因が繁忙期や人の入れ替わり、たまたま合わない上司なら、待てば変わります。

何もしないと比べてみる
  • 原因が今だけ(繁忙期・人の入れ替わり・特定の上司)→ 続ければ、転職の手間もお金もかからない
  • 原因が構造(会社の将来・賃金・空かないポスト)→ 続けても変わらない。外の値段を見る価値がある

見分けるコツは、原因を会社・業務・上司・役職・勤務時間のどれか1つに絞ることです。SVの役職だけが嫌なら、会社まで辞めなくていい場合もあります。

きつさの原因を先に切り分けたい人は、こちら。

参考記事:コールセンターSVがきついのは自分のせい?3つの質問で切り分け

社内でSVに上がれるなら管理経験を取ってから出る

契約社員のリーダーが迷いやすいのが、ここです。

読者

今の職場でSVの話が来てる。でも契約社員のまま。どっちを取れば?

私ならこう分けます。

残るか、待たないか
  • 残る:SVに上がると正社員にも変わる/上がる時期がはっきりしている
  • 待たない:上がっても契約社員のまま/ポストがいつ空くか誰も言えない

私の現場の目安では、リーダーからSVに上がると月3〜5万円、年収で50万円前後上がりました。同じ役職でも幅があり、残業やインセンティブでも変わります。

管理経験を取ってから出たほうが、外での値段も上がりやすい。逆にポストが空かず、外でSV候補として取りにいったリーダーもいます。

かなめ

社内なら研修や品質管理へ移る道もあります。SVだけが道じゃないです。

会社は辞めたくなくて役職だけがきつい人は、降りる道もこちらで比べられます。

参考記事:コールセンターSVを辞めたい|役職だけ降りるなら5つが変わる

契約・派遣の30代は今の職場で正社員の道を先に聞く

契約や派遣のまま30代になった人は、外を見る前に、今の職場で正社員になれる道を聞いてください。

39歳・派遣会社所属でSV約11年の人は、勤務先から何度か「直接雇用に興味はないですか」と声をかけられました。契約社員での直接雇用を経て、転職サイトを使わずに正社員へ登用されています。

正社員になる道は、ざっくり3つです。

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道雇用の形どう決まるか向く人
今の職場の直接雇用契約社員を経て正社員になる例もある今の職場からの声がけ声がかかっている人
紹介予定派遣派遣から始めて直接雇用を目指す
(労働者派遣法で決まった、派遣先への職業紹介を予定した派遣)
派遣で働く前後に、派遣先への職業紹介を受ける別の職種の実務を先に作りたい人
他社の正社員求人入社時から正社員書類と面接声がかからない・形が変わらない人

声がかからない、かかっても形が変わらない。それなら外の正社員求人と比べる段階です。

最初の3つのチェックのどれにも当てはまらないなら、原因は構造です。辞めると決める前に、外の条件だけ見ておいてください。

外の条件の見方は、このあとの年収を下げない手順で。

年収を下げない30代のコールセンター転職は在職中に決める

年収を下げずに在職中に転職を決める手順の図
読者

転職して給料が下がるのが、いちばん怖い。

30代の本題は、出られるかより「今の給料を下げずに出られるか」。私の見てきた範囲でも、30代からは年収を下げてまで動きたくない人がかなり多かったです。

年収が下がる側に入らないよう今の給料を物差しにする

30代で転職した人のうち、給料が増えたのは4〜5割です。減った人も、2〜3割います。

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転職した人の年齢増えた変わらない減った
30〜34歳48.6%20.8%29.0%
35〜39歳43.5%28.1%23.9%

前の職場でも雇われていて、調査のときも勤めている人の数字です(厚生労働省「雇用動向調査結果の概要」)。身もふたもないけど、「30代なら上がる」とは言えません。

31歳・SV約5年の人は、給料が少し下がっても一般事務を選びました。子育てとの両立のためで、定時で帰れる日が大きく増えています。

だから先に、今の給料・残業・通勤を物差しにします。下げずに出るか、下げても取りたいものがあるかを決めてから求人を見てください。

在職中に内定を取り今の条件と比べてから辞める

順番は、辞めてから探すのとは逆の「内定を取ってから辞める」です。今の給料があるうちは、条件の悪い求人を無理に受けなくて済みます。

辞めてから探すと、減っていく貯金に焦って最初の内定に飛びつきがち。これが一番もったいないです。

STEP
今の年収を込みで出す

残業代とインセンティブまで入れた、1年分の額を出す。

STEP
下げてよい上限を決める

下げてよい額と、下げても取りたいもの(定時・通勤など)を決める。

STEP
在職中に応募と相談を並べる

辞めずに自分で応募しながら、必要なら転職エージェントにも話を聞く。

STEP
内定の条件を今と並べる

給料・残業・通勤・雇用形態を、今の職場と1行ずつ比べる。

STEP
上回った内定でだけ切り出す

今を上回った内定か、取りたいものが取れた内定のときだけ退職を切り出す。

4番で並べて、2番の上限を下回った内定は断っていい。在職中に動く人が多いのは、この比べる余裕があるからです。

提示が今と同じなら任された範囲を書き足す

30代の提示額は、書類に書いた範囲でけっこう変わります。職務経歴書が「SVをしていました」だけだと、今と同じ給料帯の求人に寄りがちです。

35歳・SV6年の人は、最初の提示が今とほぼ同じ給料で、「転職する意味がない」と断りました。管理の範囲を書類に書き足すと、一段上の管理職の求人を紹介されました。

書き足すのは、この4つ。

職務経歴書に書き足す4つ
  • 人数:直接見ていた人数と、センターの席数(分けて書く)
  • 育てた人:新人や新人SVを、何人独り立ちまで見たか
  • 報告先:クライアントや上の管理職に、何を報告していたか
  • 変えた数字:どの数字を、どれだけ動かしたか

複数のSVを束ねた経験がある人は、管理職の求人で特に話が通りやすいです。

書き足す4つは、そのまま書類の形にできます。

無料ツール|約3分毎日の仕事が、
そのまま職務経歴書になる
仕事を選んで数字を入れるだけ。業務内容・実績・自己PRの下書きができます。下書きを作る

30代のコールセンター転職は自分で応募とエージェント併用

自分で応募とエージェント併用の2つの道を示す図
読者

転職エージェントって、頼っていいものなんですか?

結論は、行き先が決まった30代前半なら自分で応募で足ります。35歳を過ぎたら、私なら転職エージェントも1〜2社足す。

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比べること自分で応募(転職サイト・ハローワーク)転職エージェント
求職者の費用ハローワークは無料。転職サイトはサイトによる原則無料
書類の言い直し自分でやる担当者が外の言葉に直す手伝いをする
条件の交渉自分でやる担当者が間に入る
向く30代前半行き先が決まり、書類を自分で直せる人行き先を2〜3に絞れていない人
向く30代後半同業で役職だけ上げにいく人管理の範囲を一段上の求人につなげたい人
弱点「コールセンター経験◯年」のまま読まれ、今と同じ給料帯に寄りやすい紹介されないことがある。担当者で差が出る
ここにしかない強み自分のペースで、今の条件と比べながら進められる任された範囲を言い直し、一段上の求人につないでもらえることがある

35歳を過ぎたら自分で応募だけに頼らない

35〜39歳で転職した人の約3人に1人は、民間の職業紹介(転職エージェントなど)を使っていました。年齢別では一番高い割合です。

転職活動で使った方法
  • 30〜34歳:求人サイトなど47.8%/民間の職業紹介22.8%
  • 35〜39歳:求人サイトなど44.8%/民間の職業紹介32.2%

数字は厚生労働省「転職者実態調査の概況」の、転職した人への調査です。だから使え、とまでは言いません。

35歳を過ぎていたら、私なら自分で応募だけで比べず、紹介を足して材料を増やします。そのほうが判断を誤りにくいからです。

行き先が決まった30代前半は自分で応募で足りる

逆に、30代前半で行き先がもう決まっているなら、エージェントは要りません。ハローワークも「全国どこでも利用は無料」です(厚生労働省 ハローワーク)。

自分で応募で足りる30代の条件
  • 行き先を1〜2つに絞れている
  • 任された範囲を、人数と数字で書類に書ける
  • 今の給料と内定の条件を、自分で比べられる

全部そろうなら、相談先を増やさなくて大丈夫です。獲得系から法人営業へ移った30歳のSVのように、行きたい職種が1つなら、ここに入ります。

転職エージェントは2社並べて合わない求人は断る

読者

ぶっちゃけ、紹介を断られたり、合わない求人を押しつけられたりしませんか?

転職エージェントは、求職者側の費用は原則かかりません。ただ、希望しても求人を紹介されないことはあります。

「今は転職のタイミングではない」「現職に残ってもっと経験を積もう」と判断する場合もあるでしょう。

引用:リクルートエージェント|転職エージェントは費用がかからないって本当?無料の理由とサービスを解説

相談しても、残るという結論になることもある。それに、電話やオンラインで面談できる所もあるので、在職中でも動けるんです。

30代がエージェントを使うときの決まりごと
  • 最初に伝える:今の給料と、下げてよい上限
  • 2社まで並べる:1社に断られても、そこで終わりにしない
  • 合わない求人は断る:応募するかは自分で決めていい
  • 言い直しを頼む:同業やカスタマーサクセスばかりなら、希望を伝え直すか2社目へ
  • 連絡が多すぎたら:連絡を減らしてほしいと担当者に伝える。やめるときの手続きは各社の案内で確かめる
かなめ

思いつかなかった職種が出てきた人も、希望外の求人が山ほど届いた人もいます。だから2社なんです。

紹介された求人も、避けるべき5条件で照らしてから応募を。

参考記事:コールセンターSVはやめとけ?半分正解|避けるべき職場の5条件

コールセンターから転職する30代のよくある質問

30代でコールセンターから出たい人から、よく聞かれる5つに答えます。

30代で未経験の職種へ移るのは厳しいですか?

30代前半なら、未経験の職種へ移る道はまだ残っています。私が見てきた範囲では、35歳を過ぎた人は職種をゼロから変えず、今の経験を伸ばす先へ動いていました。理由と年齢ごとの行き先は、この記事の前半(結論・年齢順の地図)で確かめてください。

30代から転職するなら何から始めればいいですか?

辞める前に、したくないこと・任された範囲・今の給料の3つを紙に書き出すところから始めます。そのうえで在職中に応募と相談を並べ、内定の条件を今の職場と比べてから辞めてください。順番は年収を下げない手順のとおりです。

自己PRや志望動機ではコールセンター経験をどう書く?

コールセンターの経験は「電話対応」ではなく、任された範囲と変えた数字で書きます。何人を見て、どの数字をどう動かしたかが入ると、30代の管理経験として読まれます。

コールセンターはキャリアにならず30代は不利?

30代だからといって、コールセンターの経験が一律に不利になることはありません。不利になりやすいのは事務や専門職の採用です。管理職や営業の採用なら、SVの経験はそのまま強みとして見られます。

転職エージェントを使うとお金はかかりますか?

求職者側のお金は原則かかりません。職業安定法 第32条の3で、有料の職業紹介事業者は求職者から手数料を取ってはならないと決まっています。例外は、厚生労働省令で決めた限られた場合だけです。

30代のうちにコールセンターから出る順番を今週決めよう

30代の転職で値段を決めるのは、年齢ではなく任されてきた中身です。前半は変える道が残り、後半の6人に職種をゼロから変えた人はいませんでした。

今週やることは、自分の行の1つだけに絞ってください。

スクロールできます
あなたの今今週やる1つ
30代前半・SV地図から行き先を2つ選び、3つの書き出しをする
30代後半・SV伸ばすもの(管理の範囲か専門か)を決め、任された範囲を4項目で書き足す。相談先を1社足す
SVでない30代今の窓口と同じ業界の事務求人を探す
契約・派遣の30代上司に、直接雇用や正社員の道があるかを聞く
きついのは今だけ転職は急がず、原因を1つに絞る

年齢は変えられません。でも任された中身は、書き出せば今週からでも書類に載せられます。

自己PRで出す強みは、こちらで続きを確かめてください。

参考記事:コールセンター転職の強みは電話じゃない|評価される経験6つ

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この記事を書いた人

元コールセンターSV・営業マネージャー。新入社員のオペレーターから入り、リーダー、SVを経て営業マネージャーに。SVと営業マネージャーを合わせて14年、常時およそ50席・配下のSV約10名を見てきました。これまでの部下は延べ1,000人以上です。今は現場を離れ、管理者の側から「SVのつらさの正体」と「続ける・辞める・次の行き先」を本音で書いています。

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